これまでの革新技術とこれからの展望

今、私たちの暮らしが豊かな生活を送れているのも、偉人たちの医大なる発明の他ならない。
普段、なにげなく使っているテレビや冷蔵庫、電子レンジやエアコンなど、これらの製品がなかったらと思うとゾッとするものだ。
他にも自動車や飛行機、医薬品など、幅広いジャンルで発明は活躍をしている。
一言でテレビと言っても、テレビには液晶技術や半導体技術、映像を映し出す為のアナログから地デジへの技術など、あらゆる革新的な技術が盛り込まれているのだ。
では、これまでに我々人類は、どのような大発明をし、我々のライフスタイルはどういった変貌を遂げたのか、さらなるイノベーションとして今後どういった発明や新技術が期待されるのかを見ていきたいと思う。

過去の大発明

●トランジスタ
ウイリアム・ショックレー、バーディーン、ウォルター・ブラッテンの3人のアメリカの物理学者によって開発された世紀の大発明である。
トランジスタはスイッチなどに使われる半導体素子で、電子工学上欠かす事のできない重要な電子部品である。

●電話・携帯電話
もはや携帯を持たない者は皆無で、これほどまでに爆発的な影響を齎した発明はないのだはないだろうか。
スマートフォン1台で通話・メール・ゲームなど、我々人類のライフスタイルを一変させる巨大マーケットにまで成長した。
その影響は様々なビジネスにも影響を与えた。
特にゲームアプリ業界の発展は目覚ましい。
ガンホーのパズドラやミクシィのモンスターストライクなど、爆発的なヒットで株価は大暴騰した。
今ではゲーム開発各社は、凌ぎを削ってスマホゲーム開発に注力するほどだ。

●インターネット
マイクロソフトによるWindowsの開発によって、世界のマーケットは大きく様変わりした。
企業の販促活動は看板やチラチからSEOへと移行し、店舗販売からネット販売へと移っていった。
ネット革命により、大打撃を受けた企業、大躍進を遂げた企業と明暗が二分化された。
特に従来からの店舗販売に力を入れていた量販店は、軒並み店舗を閉鎖する事態にまで陥る業者が相次いだ。
インターネットも普及当初は電話回線接続だった為、通信速度も遅く膨大な通信料がネックとなっていたが、ADSLや光通信などの技術開発が進み、これらのネックは一気に解消された。

●医薬
医薬品技術の進歩は目まぐるしい発展を遂げている。
これまでの中で最も大きい成果は、ペニシリンの開発だろう。
ペニシリンは、イギリスの細菌学者、アレクサンダー・フレミングによって開発された世界発の抗生物質である。
ペニシリンの開発によって、多くの感染症患者の命が救われた。
最近では、ベンチャー企業による新薬の開発も目まぐるしい。
デ・ウエスタンセラピクスは、世界で初の緑内障治療薬を開発した。
また、オンコセラピー・サイエンスはガンの治療薬を開発し、株価は急騰した。
カイオムやメディネットなどもガンの治療薬開発に力を注いでいる。
こうしたベンチャーバイオ企業は赤字経営がほとんどであるにも関わらず、新薬開発に取り組む姿勢には敬服されるばかりだ。
近い将来、人類はガンを克服する日もそう遠くないのではないだろうか。

●核融合反応
核融合は言わずと知れた夢のエネルギーである。
原子力発電における発電メカニズムは、核分裂のエネルギーを利用してタービンを回し発電する仕組みだ。
核分裂はご存じの通り危険なリスクを伴うばかりか、使用済み燃料棒の核廃棄物をどう処理するかなど、課題が大きい。
それに対し、核融合は核分裂に比べてはるかに安全と言われており、さらに無限に近いエネルギーを得る事ができる夢のエネルギーである。
近い将来、核融合は我々の生活において、欠かす事のできない革新技術となる事は間違いないだろう。